稚児ヶ墓山から花折山へ(2010.07.06)

長文なのでお時間があるときにお読み下さい。

依頼していた眼鏡が出来たので、神戸北町の「メガネの○○」へ。
調整やら説明やら色々あって終わったのは11時前、1階へ降りて弁当とお茶を購入し、山へと向います。
が、とりあえずこの住宅地を北へと下ります。

アジサイが綺麗に色付いていましたが、
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この道路は、車をシャットアウトして井戸端会議がそこここで開かれ、小川も流れる「せせらぎ小道」(勝手に命名)。
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思い思いの住宅が建てられている脇には様々な植物が植えられ、花も咲いていました。
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北の端へ来ると 丹生連山が眺められます。
写真右におわんを伏せたような帝釈山、左端っこには肩のような形の丹生山。
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次の写真、中央下にある青空市場は私の酒の肴を仕入れる所。
中央、山の麓にあるのが箕谷グリーンスポーツホテル。
その上に大きな山容を見せるのが、この日登った稚児ヶ墓山。
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稚児ヶ墓山を写真左側へ下り、舗装路へ出て上がると帝釈山へと続く登山道があります。

この青空市場の前を左に行くと志染川に架かる橋があり、渡るとこのような地図看板があります。
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この看板の前の細い道を右に上がり、進むと、左手に真っ直ぐ山へと向っている道があります。
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この写真に写っているのが、稚児ヶ墓山と右側に山頂が尖った花折山です。

突き当たりのT字路を右に進むと、その奥に階段があります。
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階段の前には「志久道」と書かれた石柱が立っています。
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ここがその起点でしょうか。
その階段を登り、
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巨大な洪水調整池を眺めながら進むと、
今度は天国へと続くような長い階段が目の前に現れます。
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これを楽々と上がれないようでは、この後の山は到底無理なのです。
ここで怖気づいた方には、Uターンをお願いしたいところです

階段を登って右へと進むと、ここが天国かと思うような住宅地が広がります
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神戸のビバリーヒルズ、六甲柏尾台です。
敷地面積150坪以上が標準で、豪華な建物が並んでいます。
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しかし、まだ空き地もあり、サマージャンボ1等が当たれば、土地だけでも購入したいところです。
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住宅地の奥に大塚山北公園があり、
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その右奥に、また先ほどと同じ石柱が立っている所へ12時5分に到着。
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つまり高級住宅地が造成され、本来の古道は失われてしまったと言う事です。
ここからが山へと登る道で、
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暫らくは畑もあるので舗装路ですが、
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直ぐ、荒れた道を登ることになります。
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道の右側には六甲のカスケードバレイを思わせるような川が流れており、
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暫らく行くと登山道にも小川が流れるようになります。
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小石や岩を踏みしめて登ると(疲れて手ブレしていますが)登り始めて30分後に「肘曲り」と言う分岐です。
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右へ曲るのが志久道で、稚児ヶ墓山は直進。
ここからが本格的な山登りで、道は更に荒れてきます。
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川を上って行くような所もあり、
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多少濡れるのは覚悟の上でないと、進めません。
秋以降はもう少し水量が落ちますが。

やがて道は左へと曲り、急登を経て、
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13時7分、稚児ヶ墓山の展望所へと辿り着きます。
しかしここは山頂(596m)ではなく、伝説の地とされている場所。

そのお話を少々。
織田信長は天正8年(1580)より山陽山陰方面の平定を羽柴秀吉に任せますが、
その前年の天正7年、明要寺(丹生山)が信長に反旗を翻した三木の別所氏に味方し、三木城への食料補給ルートになっていたことを秀吉軍が発見します。
秀吉は弟秀長に丹生山を夜襲させ、食糧倉庫や堂宇を焼き払い、城兵や僧兵と共に僧も、更に逃げ延びさせようとした稚児も一人残らず全員葬り去ります。
死者は数千人と言われる凄惨な戦い。
元亀2年(1571)の信長による比叡山焼き討ちを想起させます。

その可哀想な稚児の亡骸を村人がこの見晴らしのいい場所に埋めました。
ですから稚児の墓と書かれているのです。
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それを知ったとき胸が熱くなり、この山へ度々来ては手を合わせ、その眺望を眺めるようになりました。

最初来たときは淡路島や明石海峡大橋が間近に見え感動を覚えましたが、
そのあたりは霞み、確認できませんでした。
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菊水山はおぼろげにですが、見えました。
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そのときのランチとお茶です。
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30分で昼食・休憩後、元来た道を肘曲りまで下って、志久道へ。
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やがて志久道と別れ、花折山へと向います。
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丹生山系縦走路ですが、モトクロスバイクがこねくり回した泥濘を乗り越え、
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丹生山系縦走路から分岐し、10分ほど道に迷い、道標も無い獣道のような急坂を登って、
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花折山山頂(574m)は14時35分。
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しかしここの眺望は、周囲360度の内の1%ほどしか無く、
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人気はほぼ0%^^;の、超マニアックな山です。

この山名の由来は、村人がここで花を手折り、稚児の墓へと持っていったという伝説からきています。
だから、しんどいですがセットで登ってこそ価値がある山です。

山頂からゴルフ場へと下る道が分からず、もと来た丹生山縦走路へと下って、バイクが抉り取った道を10分ほどアップダウンすると、
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15時丁度にゴルフ場外周路へと出ます。
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本来はここへ下るはずでした。
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直ぐにゴルフ場が見え、兵庫カンツリー倶楽部の正門前は15時10分に通過。
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グリーンでは熟年カップルがプレー中ですが、
奥様(?)のショットはショートショートでカップインせず!
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なだらかな舗装路を下って、
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15時35分、ガードレールの切れ目を見つけます。
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つまり2kmほど舗装路を歩き、丹生山系縦走路はここから再び山道へ入ります。
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しかし、ここからこの道に入っても眺望は0%で、人気も殆んどありません。
私のように歩くのが好きな人向けです^^)

下る途中に池があり、向こう岸では釣り人が一人糸を垂れていました。
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(中央左、小さな白い点がその人)

15時10分、正門前から1時間かけて約4kmの舗装路を下りますが、ゴルファーを乗せ私を追い向いた車は100台ほど。
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市場占有率を上回る90%がトヨタ車で、ホンダがパラパラ、スズキが1台、日産はサニーとワゴン車2台だけでした。
軽四が来た!と思ったら郵パックの配達便でした^^;
ゴルファーに大人気のトヨタ車です。

16時15分コーナンの裏へと下りますが、
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その前を流れるのは志染川です。
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スタートした青空市場の裏を流れていた川と同じですが、その先で衝原湖に注がれ、
呑吐ダムで堰き止められています。

ヘロヘロモードで、16時25分に谷上駅に到着。
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電車待ちが10分あったので、のどごし感がアップされたと言う発泡酒を駅売店で購入し、
グビグビと頂きました^^)

メガネの度数は数段上がっていましたが、遠近両用レンズの慣らし運転は無事に終了~!
自宅から歩いたので距離は14kmほど。
箕谷駅から柏尾台を目指すと、少し距離は短くなります。

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この記事へのコメント

  • う~さん

    ホント アルクノさんの説明は分かりやすく初めてのハイカーでも歩いてみたくなると思います ・・・ これからもドンドン藍那古道(義経道)~丹生山系縦走路でも神鉄・大池か六甲駅辺りまでの案内をブログで・・・宜しく。 それにしてもモトクロスの車輪跡は凄いと言うか酷いですね。

    肘曲がりから花折山へ登った場合は山頂からそのまま直進して下って行くと兵庫カントリーの林道(コンクリート道)へ出ます、その間は木に巻かれたテープを目印にしても良いですが、人の歩いた形跡もあると思います。

    そしてコンクリートの林道から数分で兵カンの正門前です、其の辺りにはゴルフ場のメンテナンスの為にブルトーザー等の機械が置いている空き地もあり其処で昼食もOKですし、もしくは正門を入って数m位の所の木の下(日陰)で昼食をしたこともあります、ゴルファーの多い週末には許されないと思いますが、平日でプレーヤーが少ない梅雨時期の晴れた日でした。
    2010年07月07日 17:42
  • アルクノ

    う~さん、お褒め頂きありがとうございます。
    この稚児ヶ墓山への道、今は蒸し暑く、虫も多いので、秋口以降がいいかもしれませんね。

    花折山はそのまま直進して下ればいいのですか。
    なるほど。
    雑草が生い茂り、急坂でよく分からなかったので、秋以降に再挑戦します。
    「兵カンの正門から入って木陰で昼食」もアイデア頂戴しました。

    丹生山系のルート紹介、これから進めていきたいと思いますので、また御指導宜しくお願いします。
    2010年07月07日 18:56
  • 遊子

    このハイキングコースは、「通」のコースですね(^-^;
    アルクノさんの説明だけで、行った気分の私です(笑)
    >稚児ヶ墓山と花折山はセット
    興味シンシンで読みました♪
    ハイキングしながら、こういう歴史を知るのは楽しいですね
    昔へと思いを馳せながら、ハイキングも、良いかも~♪
    2010年07月08日 13:12
  • アルクノ

    本格的な脚力をお持ちの遊子さんにも、
    是非挑戦して頂きたいコースです^^)

    このハイキングコースは、この地に移り住んでから、
    私が山に興味を持ったルーツのような所です。
    最初は迷い込んだようにして登り始めましたが、
    山の名前に歴史が込められていることも知って、尚更のめり込みました。

    そして、ハイキングに参加するには、こういう所を無理なく歩けるようにならないと駄目なんだと勝手に思い込んで、自ら脚力を鍛えることにもなりました。

    でも、夏はやはりシンドイです!
    ハイ^^)
    2010年07月08日 16:31
  • う~さん

    双坂池の方から稚児ヶ墓山へ登ると非常に薄暗くてガレバを登るのですが1人で歩いていると稚児の泣き声が聞こえてくる気がしてなりません、歴史を知らなければそんなこともないのでしょうが・・・また稚児の墓の所に伝説の椿を守って・・・と書かれ其処に椿が植えられていますが、椿の花は突然コロッと落ちますよね・・・これ以上此処では文章にはしたくありませんので控えますが・・・とにかく悲しく無残な出来事です、花折山から花をちぎり参られた・・・その気持ちも良く分かります。
    2010年07月08日 20:29
  • アルクノ

    う~さん、そのような怖い経験をされたのですか><;
    今の時期にピッタリのお話ですが・・、
    敵が参道から来たとして、丹生山から逃げる場合は、帝釈山を通り双坂池に下りますからね。
    稚児ヶ墓山へのガレバで逃げ足が鈍り惨事が、と言うのは想像できます。
    双坂池の方から登る時は、もう一人では行かないようにしてください。

    柏尾台からも、薄暗くて滑りやすい谷を登るので気をつけないといけませんね。
    2010年07月08日 21:16

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